3/23/2011 - Quote
日本国内での交流電源の周波数で東日本の50ヘルツ(以下、Hzと表記)と西日本の60Hzの周波数の相違がある。
これは明治時代に関東では東京電燈が50Hz仕様のドイツ・AEG製発電機 (AC 3kV 265kVA) を、関西では東京よりわずかに遅れて大阪電燈が60Hz仕様のアメリカ・GE製発電機 (AC 2.3kV 150kW) を採用し、これらを中心として次第に東日本・西日本の周波数が集約されていった結果である。
一国内に50Hz地域と60Hz地域が混在する例は極めて珍しく、地方によって厳然と周波数が違うのは日本くらいと言ってよい[1][2]。それら以外の国では一般的に国内全て50Hzまたは60Hzで統一されている。このことが、日本の電気工業技術を世界的なものへと高めたという研究者も多い[3]。
なお、現在の日本では周波数変換所(後述)によって東西間の電力供給も可能になっていることから、供給側にとって周波数を統一する必要性は(大規模 災害などの場合を除いて)ほとんどない。また、周波数を統一するには一方あるいは両方の地域の発電機をすべて交換しなければならないので現実的に不可能で ある。
50Hzと60Hzの境界線
一般に境界は糸魚川静岡構造線にほぼ沿うとされ、東側が50Hz、西側が60Hzである。
実際には、電力会社毎に供給約款で標準周波数を定めている。山梨県、静岡県東部・伊豆(東京電力)と新潟県(東北電力・一部例外あり)は50Hz、長野県と静岡県中・西部(中部電力・一部例外あり)および富山県(北陸電力)は60Hzである。
