7/3/2011 - Link
2011年6月27日-7月1日の週、世界の金融市場動向↑ 表題をクリックすると HTMLで書かれた市場動向一覧(HCA)をご覧いただけます。
MDC(モディファイド・ディ・チェインジ)確率で赤表記になっているのは NY株式3市場とロンドン株のFT、ドイツ10年国債の価格などである。
ところで最初に謝罪しておきたいのだが先週の月曜日、私、まつよしはYEN蔵さんのMONDAYFXに飛び入り参加して、マーケット概況をお話しした
その時点での予想とまるでかけ離れた動きを実際のマーケットが示してしまったことだ。
不安材料山積で、要するにマーケットがネガティブに偏りすぎていた状態の巻き戻しが強い引き金となってマネーフローが反転したということであろう。ここで見通しの言い訳をぐだぐだ述べてもしかたがないので一点だけ述べておきたい。
それは、もと米系最大手銀行にいた大御所のこんな発言である。
「為替市場のカリスマディーラーたちが、業界内で話題になりマスコミなどに出だすと、たいていの場合それまで連戦連勝であった彼らの的中率が下がり出す。」というものだ。何故そうなるのかについて、その大御所の分析と僕の分析をまぜ、2つだけここに書き記しておきたいと思う。
その1・ 良いディラーは前言撤回をかなり大胆に行う。 それが出来るからこそ、良いディラーなのだ。
予想されたシナリオは、あくまでシナリオでそれに含まれていない事象が起こったときには無効になるということは当たり前である。
しかし自分のシナリオで円高になるといったハッキリした方向性を公の場で発言してしまうと、心臓に毛が生えているようなディーラーでもその発言に自ら縛られてしまうということがあるのではないだろうか?その2.先日、FXラジオに出演してみて自覚したことであるが、何となく思っている不確かな部分というものは相場予想においてかならずある。
確かすぎる思いは、むしろ市場全体に既に織り込まれている可能性が高く、それが実現したとたん市場が反転するということが度々起こるということは、読者諸氏も簡単に想像できるところであろう。
そうではない曖昧な部分でディーラーは勝負するのでは無かろうかと思うのである。
同時に、その曖昧さは曖昧なるが故にどちらかといえば人に伝えにくいモノである。
カリスマディーラー共通の特徴として「何を言ってるのか、わからないことをブツブツ言っている」ということが確かにあるだろうと思う。
これがメディアにでて話をすると無意識に一般にわかりやすいシナリオで話してしまいがちな罠に陥るのではないか?というのが二つ目の仮説だ。全種のマーケットはリスクオンが強烈に起こったという一言でよいだろう。
上記HCAをご覧いただければ一目瞭然なのだが、株が買われ債券が売られ、ドルが急落した。
6月末という決算期のポジション巻き戻しや特殊受給の影響もあったのだろうが、少し極端な動きとなった。NY株式市場などはボリンジャーバンドの-2σ近くから+2σへの大幅なランクアップを短時間で果たしたのである。
それゆえの週間ベースで2.33σ超という展開であった。
さて、明日月曜日はアメリカの独立記念日をむかえるが、その次の日下半期の実質スタートをきるアメリカ市場がこの動きをキープするのかしないのか、実際に蓋を開けてみないとわからないというのが正直なところである。
